カテゴリ: 詩(うた)と歌(うた)
雨の中の別れ道
이상교 글 이성표 그림 / 야, 비 온다
あの時
どうして
君に
もう二度と会うもんか!
などと思ったのか!?
あの時
ふたりの あいだには
ほんの少し
すきま風が吹いただけだったのに
顔を合わせれば
また いちから
やり直せたかもしれないのに
言葉を交わせば
また 心かよわせられた
かもしれないのに
あの後
どうして
もう一度・・・
ああ
あの時に
戻れるならば・・・
でも
戻りたくても
戻れる場所はなく
戻りたくても
もう君はいない
(アラン)
伊勢正三「わかれ道」
伊勢正三「雨の物語」
貴女にも 幸せは やって来る。貴女自身が幸せになろうとすることを 捨てられるなら
Gianni Rodari , Alessandro Sanna / A inventare i numeri
貴女(あなた)にとって
本当に大切なのは
彼?
それとも
"彼を好いている" という
自分の気持ち?
どっち?
答えが
決まってるのなら
何も悩むことなどない
自分を捨てて
何もかも捨てて
恥じることもない
悔いることもない
真っ直ぐに
彼を想って
彼の為に
生きなさい
♠
自分の為に
生きるのではなく
ひとの為に
生きること
それが幸せ
それが唯一の真理(しんり)
♠
自分を捨てられない だって!?
XX を捨てられない だって!?
じゃあ何もかも
諦(あきら)めなさい
愛も
幸せも
そして
歩みなさい
不毛な人生を
長生きして
貴女が
理解できるようになるまで
♠
と
或(あ)る古い本に
書かれていた
とのことです
(アラン)
大黒摩季「夏が来る」
物事いろいろ知ってしまうと
瞬発力がなくなるもので
運命の人だと思っても
経験が邪魔して
素直になれない
夏が来る
いつも夏は来る
両手広げて待っている
歳をとるのは素敵なことです
いじけない
ねたまない
間違ってなんかない
夏が来る
きっと夏は来る
ガンバッてるんだから
絶対来る
怖がられても
けむたがられても
あきらめない
くやしいじゃない
もう後には引けない
それでも夏はきっと来る
私の夏はきっと来る
ある夏の日の朝 君は・・・ (その1)
Ib Spang Olsen / Voksen Fælden
君はどこへ
行ってしまったのか?
ある夏の日の朝
ひとり 遠くへ
あの日
君が去った
家の周(まわ)りでは
早起きの蝉(せみ)が
鳴いていただろうか
暑さ知らずの
雀(すずめ)たちが
おしゃべりしていただろうか
君は見ただろうか
風にお辞儀(じぎ)する
向日葵(ひまわり)
西日(にしび)を受(う)けて
赤くなった
白い入道雲
君は聞いただろうか
浜辺の
潮騒(しおさい)の囁(ささや)き
突然訪れる夕立(ゆうだち)
君を驚かす雷鳴
世界を白黒画面に変える
稲光(いなびかり)
あの怖(おそ)ろしい
大災害も
乗り越えたというのに
それなのに
君は
行ってしまった
遠く 遠くへ
なぜ君は
ひとりで…
どうして
ひとりで…
(アラン)
一青窈「かざぐるま」
待つことも恋でした
君が沈むまで
僕と沈むまで
幸せな夢の中で
蔡淳佳「等一個晴天」
(シンガポールの女性歌手)ある夏の日の朝 君は・・・ (その2)
CLAMP / Chobits 1
君はどこへ
行ってしまったのか?
ある夏の日の朝
ひとり 遠くへ
あの日も
木の葉を通して
輝いていた
夏の強い光
〔あの日の想い出
遠く遠くへ〕
僕たちが出会った
あのプレハブ校舎
君は
可憐な制服姿
長い髪に
スカート翻(ひるがえ)し
君の瞳は
好奇心と憂鬱(ゆううつ)とに
揺れる乙女
〔あの頃の想い出
遠く遠くへ〕
僕たちの視線は
どこへ行こうとも
お互いを
捉えていた
離さなかった
それなのに…
いつしか
離れてしまった
君と僕
〔君の想い出
遠く遠くへ〕
そして
ある夏の日の朝
君は
何も言わずに
行ってしまった
ただひとり
〔遠く遠くへ〕
誰に知られることもなく
〔遠く遠くへ〕
あの輝く瞳を
二度と開くこともなく
〔遠く 遠くへ〕
どうして
そんなにも早く…
みんなに
「さよなら」も
言わずに…
ひとりで
君は…
(アラン)